• EDIM'20
  • withコロナのキャンパス

  • 教育デザインと情報メディアを考えるシンポジウム

  • Symposium on Education Design and Information Media
  • 2020.12.12 SAT

  • オンライン開催|参加無料
  • 主催|青山学院大学附置情報メディアセンター
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第7回となる今回は「withコロナのキャンパス」をテーマに、新型コロナウィルスと共に歩むキャンパスを考えていこうと思います。2020年3月頃より深刻化した感染症は、特効薬もワクチンもなく、接触を避けることが最大の感染防止策でした。このため、世界中で往来は途絶え、3密(密閉、密集、密接)を避ける行動が求められました。大学は、卒業式や入学式などのイベントはなくなり、授業や部活動も停止状態となりました。そこで、ICTを最大限活用して、ガイダンスや授業が、直接人と人が対面しない方法で、再開していきました。また、キリスト教主義の青山学院では、宗教行事も重要であり、独自の方法で再開していきました。高等部では、先進的なICT活用の教育が始まっており、大学でもグループワークなどで効果を上げ始めています。今回は、こうしたwithコロナ時代のキャンパスを、青山学院の取り組みと、他大学での様子、あるいはベンダーからの視点で、見つめ直していこうと思います。

Speaker

2011年より青山学院大学附置情報メディアセンターの前身である情報科学研究センターに在籍、2015年より現職。博士(工学)。

1963年宮崎市生まれ。ICU、東京神学大学大学院前期課程修了(組織神学)。携帯電話を一度も持ったことがないアナログ人間が、コロナ禍にオンライン教育を突貫工事で開始。自分史的には10年の進化を半年で済ませ、今に至る。

青山学院高等部数学科教諭。2018年度よりICT教育推進委員会の責任者として、校内ICT環境整備を進める。現在、G Suite for EducationとChromebookを利用した教育の研究に取り組んでいる。

中央大学商学部および商学研究科において、情報システムと技術経営教育に従事。2017年より学部長補佐として、カリキュラム改革、グローバルプログラムの開発を先導。また、中央大学FD委員会においても委員長として、全学のFD推進に携わっている。

横浜国立大学経営学部および大学院国際社会科学府経営学専攻にて情報システム教育に従事。CIO補佐として大学の情報システム戦略の策定、国際戦略推進機構企画推進部門長として大学全体の国際戦略の推進に関わる。

2011年より青山学院大学附置情報科学研究センター(2013年より情報メディアセンター)、2016年からは帝京大学高等教育開発センターに在籍し、2019年より現職。withコロナ時代に直面し、それまでに培ったセンターでの経験が早くも試される事態を迎えている。

商社勤務を経て2017年8月シスコシステムズ合同会社入社。Webexセールスを経験後、バーチャルセールススペシャリストとして、民間企業/医療機関/教育機関/自治体様のコラボレーション製品販売を担当。

金融機関勤務を経て、1997年に富士通株式会社に入社。以来首都圏の私立大学を中心に文教ビジネスに営業として従事。2018年からはビジネス推進部へ異動。戦略立案・企画及び全国の教育機関向けの商談活動支援を担当。

青山学院大学大学院博士(理学)修了。2000年まで青山学院大学教員として従事。2000年以降、高性能コンピュータの製造、販売や国内ではじめて G Suite for Education の導入などを行った。2015年より日本マイクロソフトにてクラウドサービスのアーキテクトを担当。

2011年に立命館アジア太平洋大学を卒業後、日系メーカや人材コンサルティング会社に勤務を経て、2016年にグーグル合同会社に入社。現在、日本の大学向けにマーケティング活動支援を担当。

Program

12:50-13:00

開会の辞

飯島泰裕|青山学院大学附置情報メディアセンター 副所長

13:00-13:25

青山学院大学でのコロナ禍における遠隔授業実践例

上之薗和宏|青山学院大学附置情報メディアセンター 助教

青山学院大学における情報メディアセンターの取り組みと、新型コロナウィルスの感染拡大の中での遠隔授業の対応、オンライン環境下でのLMSなどのICTサービスを用いたグループワークの実践事例についてご紹介いたします。

13:25-13:50

オンラインによる宗教教育の可能性

塩谷直也|青山学院大学 宗教部長 青山学院大学法学部 教授

「青山学院の教育は、永久にキリスト教信仰にもとづいて行われる。」(青山学院寄付行為 第4条)、これが本学の建学の精神です。この精神の具現化として、大学では全学部生必修でキリスト教概論Ⅰ、Ⅱが配置され、また青山、相模原両キャンパスで授業期間中の毎朝10:30~11:00に礼拝をおこなってきました。ところが2020年度の一斉オンライン授業化に伴い、キリスト教概論も礼拝もすべてオンラインとなりました。そこで見えてきたキリスト教とオンラインの意外な親和性についてお話します。

13:50-14:15

高等部オンライン教育の実践と今後のICT活用

佐藤健悟|青山学院高等部 数学科教諭 ICT教育推進委員

青山学院高等部では年度初めから5月末までの休校期間中に、教育機関向けGoogleサービス(G Suite for Education)を活用したオンライン教育を行いました。本サービスは現在推し進めているICTを利活用した教育の一環として昨年度全校導入したものです。本講演では、オンライン教育の実践をご報告し、その経験を通してICTを利活用した学びと対面での学びを今後どのように組み合わせて生徒の学びを深めていきたいと考えているかについてお話させていただきます。

14:15-14:20

休憩

14:20-14:50

コロナ禍における中央大学の対応と学生の反応

斎藤正武|中央大学商学部 教授 学部長補佐 中央大学FD委員会委員長

講演では、新型コロナウイルスによって2020年度春学期すべての授業がオンライン化された中で、春学期に中央大学が行った学生への対応や教員への対応、秋学期での授業対応について整理し、学生らに行ったアンケート調査結果から、今後のオンライン授業のあり方についてお話をします。また、今後中央大学で展開するAI・データサイエンスセンターや高等教育研究開発センターについての紹介をいたします。

14:50-15:20

教育デジタル変革に向けて - 横浜国立大学の事例 -

田名部元成|横浜国立大学 国際社会科学研究院 教授 学長補佐 国際戦略推進機構企画推進部門長 情報戦略推進機構情報戦略部門CIO補佐

本講演では、発表者の一教員としての経験と、情報・国際の両部門でのマネジメント経験に基づく視点から、横浜国立大学におけるコロナ禍での遠隔授業への対応、国際教育の捉え直し、ダイバーシティ対応などの事例を紹介し、ウィズコロナ時代の大学教育のデジタル変革のあり方、すなわち、デジタル技術を活用して、教育機関としての大学が、今後の社会において、その役割を最大限に果たしていくための課題と方向性についてお話しします。

15:20-15:50

“立地の良い”ふつうの大学が、コロナ禍にどう対応しているか

坂田哲人|大妻女子大学家政学部 専任講師

本学は、東京都千代田区と多摩市にキャンパスがありますが、大半の学部が千代田キャンパスにあり、「立地が良い」といった評判もありましたが、コロナ禍では、一転「立地が悪い」キャンパスになってしまいました。授業支援・学習支援システムも必ずしも充実しているとは言えない環境下でもありましたが、そうした中でどのような対応・対策を行ってきたのかについてお話しできればと考えています。

15:50-15:55

休憩

15:55-16:20

次世代プラットフォームCisco Webex で実現する遠隔授業

芹川拓丸|シスコシステムズ合同会社 コラボレーション事業部 バーチャルセールススペシャリスト

コロナ禍において、自宅と教室をシームレスに繋いだハイブリッドな教育環境の整備が求められており、コラボレーション需要はこれまでになく高まっております。そのような状況でも、PCだけを使って単なるWeb会議で遠隔授業を実現するのではなく、Cisco Webex並びにWebex Room Seriesを使用して、どのように学生が「いつでも、どこでも、誰でも」学修出来るような環境を構築できるかお伝えいたします。

16:20-16:45

富士通の考える大学DX アフターコロナにおける大学ICTのあり方

柴草武臣|富士通株式会社 文教ビジネス推進統括部 大学ビジネス推進部 部長

新型コロナウイルスの影響により、大学運営におけるICTの更なる活用が不可欠となっています。 大学におけるこれからのICTのあり方について「考え方・取り組み方」を中心にご紹介します。

16:45-17:10

Microsoft Education Transformation Framework に基づく大学DX

中田寿穂|日本マイクロソフト株式会社

「持続可能な経済成長」と「質の高い生活」を送る上で、教育というものが重要であることに社会が気づき始めました。またAIの台頭による第四次産業革命下で産業界は雇用者に求めるスキルが大きく変わろうとしています。DXによって人に求められてくるのはより高い創造性や協調性、リーダーシップなどの人間的要素であり、教育現場においてもこれらの人材を育てていく必要があります。マイクロソフトは、教育全般にわたって「今後どちらに向けて変化していくことになるのか」をまとめた Education Transformation Framework を提供しており、本講演ではEducation Transformation Framework に基づく大学DXについてお話しいたします。

17:10-17:25

AI 時代を生きる子供達のこれからの教育とは

Andrey Pak|グーグル合同会社 Google for Education マーケティング担当

いま世界各国で採用され、学びの場でイノベーションを実現している Google for Education。Withコロナと生きる子供たちにとって必要な教育とは何か?Google for Education の成功事例を元に、Google が考えるこれからの教育についてお話いたします。

17:25-17:30

休憩

17:30-18:00

パネルセッション

18:00-18:05

閉会の辞

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  • |申込期間|
  • 2020年11月1日 - 2020年12月12日
  • |申込方法|
  • 参加申込受付は終了しました。